マーケターにMBAは不要?「広告屋」で終わらないための経営視点とキャリア戦略

2025/12/1

あなたは「マーケター」ですか?それとも「広告運用担当」ですか? 「CPAは改善したのに、なぜ予算が増えないのか」 「ブランド認知は上がったのに、経営陣は納得していない」 もしあなたが今、このような壁にぶつかっているなら、それは「マーケティングの言葉」と「経営の言葉」のズレが原因かもしれません。 現場のスペシャリストとして優秀なマーケターほど、PL(損益計算書)やBS(貸借対照表)、そして全社的な経営戦略の視点が欠けていることがあります。ここで登場するのがMBA(経営学修士)という選択肢です。 今回は、マー ...

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パーセプションフロー・モデルとは?カスタマージャーニーとの違いと実務での使い方

2025/12/3

マーケ施策を頑張っているのに、 認知は取れているのか? ブランドはどう見られているのか? どこで検討が止まっているのか? がよく分からないまま、「バラバラの施策」だけが増えていく… という悩みはよくあります。 そこで役立つのが 「パーセプションフロー・モデル」 です。(以下、本記事ではこの表記で統一します) この記事では、マーケティング担当者向けに パーセプションフロー・モデルの基本 カスタマージャーニーとの違い 実務での具体的な使い方 BtoC・BtoBの簡易事例 すぐ使える作成ステップとテンプレ まで ...

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SECIモデルとは?知識創造の4プロセスをマーケティング実務で使いこなす

2025/12/2

1. SECIモデルとは何か?──一言でいうと「知識が増殖する仕組み」 SECIモデルは、野中郁次郎氏らが提唱した「知識創造のプロセス」を4つのステップで表したフレームワークです。 S:Socialization(共同化) E:Externalization(表出化) C:Combination(連結化) I:Internalization(内面化) この4つの頭文字を取って「SECI(セキ)モデル」と呼ばれています。 ポイントは3つです。 暗黙知と形式知の相互変換に着目している 個人の知識がチーム・組織 ...

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多次元尺度法(MDS)とは?ポジショニングマップで「顧客の頭の中」を可視化する

2025/12/1

多次元尺度法(MDS)とは何か? 多次元尺度法(Multidimensional Scaling:MDS)は、「似ている・似ていない」といった感覚的な距離を、二次元や三次元の空間上にマップとして可視化する統計手法です。 ブランド同士のイメージの近さ・遠さ 商品コンセプトの競合状況 顧客が感じている心理的な距離 こうした目に見えない認知の距離を、ポジショニングマップとして描き出せるのが MDS の最大の特徴です。 マーケターにとって、MDS は 「お客様の頭の中にあるブランド地図を、そのまま取り出せるツール ...

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【マーケター必読】「自分を売る」実験室。初期費用0円のBASEで学ぶ、リスクゼロのD2C戦略とMVP思考

2025/12/3

「マーケティングのフレームワークは覚えたけれど、実践する場がない」 「会社の予算を使う前に、自分の仮説を小規模でテストしたい」 企業のマーケティング担当者や、これからマーケターを志す方にとって、最大の壁は「実践の場」の確保ではないでしょうか。 今回は、「自分のマーケティングスキルを試す実験室(サンドボックス)」として、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」を活用する戦略をご提案します。 なぜ、あえて今BASEなのか。それは、「初期費用・月額費用0円」という、MVP(Minimum Viable ...

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インサイドセールスのキャリアは頭打ちなのか? CxO時代に生き残るための戦略を考える

2025/11/24

1. はじめに:インサイドセールスの「存在感」と「違和感」 ここ数年で、インサイドセールスのプレゼンスは一気に上がりました。 BtoB企業の新規開拓の中核を担う MA/SFAなどのデジタルセールスの「要」として機能 フィールドセールスよりも早く育ち、成果も見えやすい 一方で、こんなモヤモヤも出てきています。 「CxOが増えているのに、Chief Inside Sales Officer(CISO)なんて聞いたことがない」「マネージャーまではイメージできるけど、その先のキャリアが見えない」 一般的に CIS ...

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マーケターが英語を習得すべき理由と最新トレンドの重要性

2025/12/1

「マーケターに英語って本当に必要?」そう感じている方も多いかもしれません。 ですが、テクノロジーの最先端がアメリカにあり、マーケティングの考え方もダイバーシティ(多様性)が前提となり、さらに日本では外貨を稼ぐ必要性が年々高まっている今、マーケターにとって英語は「あると便利なスキル」ではなく、キャリアの生命線になりつつあります。 本記事では、 なぜマーケターに英語が必要なのか アメリカ発の最新トレンドやダイバーシティと英語の関係 外貨を稼げるマーケターになるための考え方 忙しいマーケター向けのオンライン英会 ...

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字が汚いと厳しく採点される? 行動経済学とシステムⅠ・システムⅡで読み解く「評価の裏側」

2025/11/18

字が汚いだけで損をしていないか? 「内容は合っているはずなのに、点数が伸びない」「模試で“字をもう少し丁寧に”とコメントされた」 こうした経験、心当たりはありませんか? 一部では、 字が汚いと、採点者の気分が悪くなって、厳しく採点されるという話もよく聞きます。 もちろん、採点者はできる限り公平であろうとします。それでもなお、「読みやすさ」や「見やすさ」が評価に影響してしまうことは、行動経済学の観点からも十分に説明できます。 鍵になるのが、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンが提示した「システムⅠ ...

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正しいKPI設計のやり方|売上分解・感度分析・コホート分析でKGI寄与度を“数字で説明”する

2025/11/20

KPIは「追いやすさ」ではなく「KGIへの効き」で選ぶ 現場でよくあるKPIの決め方はこんな感じです。 「とりあえずCVRをKPIにしておこう」 「クリック率が上がれば、たぶん売上も上がるはず」 この結果、 KPIは改善しているのに、売上(KGI)はほとんど変わらない 「いろいろやってます」感は出ているけれど、経営層にロジカルな説明ができない という状態に陥りがちです。 本来KPIは、 「このKPIをどれだけ動かしたら、KGIがどれくらい変わりそうかを数字で説明できる指標」 であるべきです。 売上分解(売 ...

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リテールメディアの何が「凄い」のか? ――小売流通のID-POSが変える、広告ビジネスの新しい勝ちパターン

2025/11/20

1. なぜ今「リテールメディア」が騒がれているのか サードパーティCookie規制、プライバシー保護の強化、広告費の効率化プレッシャー…。デジタル広告を取り巻く環境が大きく変わる中で、「最後の砦」として存在感を増しているのがリテールメディアです。 リテールメディアは、小売企業が保有する会員IDやID-POSなどのファーストパーティデータを基盤にした広告メディアで、世界的に急成長しているデジタルチャネルの一つと言われています。 とくに日本の小売・流通企業は、ポイントカードや会員アプリを通じてID-POSを長 ...

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